ひとふでがきのひみつ
その図形がひとふでで書けるかどうかは、書いてみる前に見分けられます。見るのは「点に集まっている線の数」だけです。
見分け方
- それぞれの点に、線が何本集まっているかを数えます。
- 線が奇数本(1本、3本、5本…)の点がいくつあるかを数えます。
- 奇数の点が0こなら、どこから書きはじめても書けます。2つなら、その片方から書きはじめると書けます。4つ以上あると、ひとふでがきはできません。
例で見てみよう
おうち:奇数の点が2つ → 書ける
赤い点(線が3本)が2つあります。片方の赤い点から書きはじめると、もう片方の赤い点で書きおわります。
ちょうちょ:奇数の点が0こ → 書ける
どの点も線が偶数本です。どこから書きはじめても書けて、書きおわりははじめの点にもどってきます。
バツのついた四角:奇数の点が4つ → 書けない
四すみの点が、どれも線が3本です。奇数の点が4つあると、どこから書いても線がのこってしまいます。
なぜそうなるの?
とちゅうで通りすぎる点には、「入ってくる線」と「出ていく線」が1本ずつ組になって使われます。だから、通りすぎるだけの点は線が偶数本になります。線が奇数本になれるのは、書きはじめの点と書きおわりの点だけです。そのため、奇数の点は0こか2つでなければなりません。
ケーニヒスベルクの橋
- むかしのドイツ(プロイセン)の町ケーニヒスベルクには、プレーゲル川に7つの橋がかかっていました。町の人たちは「7つの橋をどれも1回ずつ通って歩けるか」をなやんでいました。
- 1736年、数学者のオイラーは、陸地を点、橋を線にした図で考え、奇数の点が4つあるので、それはできないことを示しました。このページの見分け方は、このときの考え方です。
- ケーニヒスベルクは、今はロシアのカリーニングラードという町になっています。
アプリで使えるコツ
- まず奇数の点をさがして、そこから書きはじめましょう。アプリの「ヒント」をおすと、書きはじめてよい点が光ります。
- 線が1本だけの点は、書きはじめか書きおわりにしかなれません。そこから書きはじめるか、さいごに行くようにしましょう。
- 線が2本だけの点は、通るときに2本とも使います。のこしておくと、あとで行けなくなることがあります。